COLLEZIONE SPECIALE

1981年にジロとブエルタをダブル制覇した男が作る、類まれなフレーム

 

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ジョヴァンニ・バッタリンは、2016年7月22日で65歳の誕生日を迎えました。
彼は、彼の人生のほぼすべてを、スチール製ロードレーサーとともに過ごしてきました。
選手としてはもちろん、引退後は設計者、製作者として。

彼が、ジロとブエルタ(当時、わずか数日をおかずに開催された)をダブル制覇し世間を驚かせ、彼自身が設計した初めてのバイクを発表した1981年。
その日から現在まで、数千ものサイクリストが、コロンバス製のハイエンドチューブで作られた“バッタリン”を駆ってきました。

果たして、彼の65歳のバースデイを祝うのに、特別なフレームコレクションを発表する以上に、適した方法があるでしょうか?
さあ、ジョヴァンニが現代のイタリアのハンドクラフトフレーム界に戻ってきたことを示したオフィチーナ・バッタリンが、ジョヴァンニを祝う特別なフレームコレクション「コレツィオーネ・スペチャーレ」のベールをはがしましょう。

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それは、手間のかかる職人の手作業により作られた、65本限定のクラシックなラグフレームです。
その手仕事による仕上げは、フレームの細部に至るまで、自転車愛好家であれば、必ず惹きつけられることでしょう。
100%生粋のイタリアの機能美が、オーナーの所有欲を満たします。
バッタリンが誇るクラフトマンシップ(職人技)は、あなたのプライベートコレクションの中においても、ひときわ際立つものとなるはずです。

トップチューブには、シリアル番号と限定フレームであることの証明を彫刻した銘板がロウ付けされます。
最初の一台、つまりNo.1は、54サイズのフレームとなることでしょう。
それは、ジョヴァンニ・バッタリンが、現役時代から慣れ親しんできたサイズです。

すべてのオフィチーナ・バッタリンの製品と同様、「コレツィオーネ・スペチャーレ」も「百万マイル走行保証」の対象となります。(※百万マイル=約1,609,344キロメートル)
これは、製造欠陥があった場合の品質保証になりますが、ほとんど生涯の走行保証をお約束する数字です。
この百万マイル走行保証は、所有者が変わっていても適応されます。

バッタリン限定フレーム

コレツィオーネ・スペチャーレの舞台裏

1.COLUMBUS SL

あなたは、70-80年代のロードレーサーに乗ったことがありますか?
もし、乗ったことがある方であれば、シートチューブにCOLUMBUS SLのギャランティシールがあることに、喜びを感じることでしょう。

チューブセットの名前が変わることなく受け継がれてきた30年の間に、このチューブは、コロンバスの新しいスチール合金によって、より軽く、より薄肉のものへと進化を遂げています。

2.チューブカットと切削

各チューブにおいて精確な接合面を作り、チューブ同士を隙間なく接合するため、チューブカットと切削をとりわけ重視しています。
工房では、特別な機械により、チューブカットと切削を行っています。

いくつかの機材は、私たちがスチールフレームの製作に戻った2年前に、長い沈黙から再び火が入れられました。
機械だけではありません。その時、我々エンジニアの心にも、スチールフレームの設計やデザインに没頭した、当時の輝かしい記憶の断片、そして80年代の栄光のバッタリンブランドへの特別な思いとともに、再び火が入れられたのです。

我々の特別な機械は、チューブの切断面の角度を自由にセットすることができます。
こうして、チューブの完璧な接合面が、その回転する切削刃によって生み出されるのです。

なぜ、フレーム製作の初期段階における正確さが、それほど大切なのでしょうか?
2本のチューブの接合ラグ内における隙間は、フレームの接合部がどれだけの応力に耐えられるかに大きく影響します。
そのため、接合面の不一致が大きいフレーム程、長期間の使用において、失敗作となる傾向が強いのです。

残念ながら、いくら表面に見えるラグに注目しても、そのフレームビルダーが耐久性のある接合部を作っているかどうかを見抜くのは不可能です。
それは同時に、一般的な手作業によるチューブカットは、マシーンカットの精確さとは比較にならない、とも言えるのです。

チューブカットは、フレームが高い耐久構造を得るための大切な基礎工程なのです。
たとえこれらの作業が、ラグ内に溶接棒を溶かす作業より、地味で魅力的ではないとしても、溶接を始める前の準備作業は、うまく溶接をするのと同様にとても大切なのです。

 

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3. パンタグラフ(フレーム)

職人の手塗りによるパンタグラフは、本場のクラシックなイタリア製フレームが、どのような容姿であるべきかを示したスナップショットです。
ヘッドチューブに施されたオフィチーナ・バッタリンロゴのエッチングが代表するように、コレツィオーネ・スペチャーレは、スチールフレームの愛好者が期待する仕様を、細部まで兼ね備えています。

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4. ロウ付け

ロウ付けは、フレーム製作工程の核心です。
コレツィオーネ・スペチャーレのようなクラシックなラグフレームにおいて、ロウ付けとは、ラグとチューブの隙間を、溶けた真鍮で埋める作業を意味します。

ペダリング時、フレームの接合部には、応力が集中します。
鋳造ラグを使用するのは、2本のチューブが合わさる部分を強化するためです。
それにより、フレームの振動吸収性が改善され、より乗り心地の良い走行が可能になります。

イタリアのフレーム職人にとって、ラグワークはこだわりのポイントです。
もし、あなたがクラシックなイタリアンバイクについて憧れをもっているならば、それらの長所であるラグワークについても、じっくりと見てみてはいかがでしょうか。

私たちは、低温で溶接をおこなうことにより、ラグ接合部を過度に高温にすることと、鉄の強度を低下させることを防いでいます。
この耐久性への自信が、「100万マイル走行保証」を実現する支えとなっています。

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5. 研磨

コレツィオーネ・スペチャーレが、これまでのバッタリンのフレームと大きく異なる特徴が、赤い塗装の下の美しい鏡面仕上げです。
この表面を得るためには、フレームのすべてを研磨する必要があります。
ポリッシャー(研磨職人)が、布バフとペースト状の研磨剤を使用し、フレームのすべてのパーツを鏡のように磨き上げます。
この工程により、クローム鍍金後の表面の輝きが大きく異なるのです。

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6. クローム鍍金

クローム鍍金による仕上げには、自然に誰もの称賛を集めるゴージャスな質感がありますが、クローム鍍金には、その質感を得るためだけでなく、長年にわたる使用による錆びや傷から、フレームを保護する役割があります。
私たちが信頼して仕事を任せているクローム鍍金工場では、手作業でフレームを19もの異なるタンクに浸す工程により、フレームの外面だけでなく、内面にまでクロームのコートを重ねていきます。

この鍍金工場は、80年代にフレームを任せていたのと同じ工場です。
現在は、父から息子へと代替わりしていますが、機械による自動化を避け、手作業による工程を維持管理することにより、その卓越した技術が受け継がれています。
手作業によりメッキ浴を行うのは、とても手間がかかりますが、結果として、機械による鍍金より厚いコーティングができ、コレツィオーネ・スペチャーレのフレームが、その美しさを長く保つことにつながるのです。

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Technical features

  • ラグ組み
  • コロンバスSL チューブセット
  • オールクローム鍍金仕上げ
  • 1インチスレッドヘッド
  • リアブレーキケーブル内装
  • BSA BB規格
 

COLLEZIONE SPECIALE フレームセット

税抜 350,000円(税込378,000円)

 

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バッタリン限定フレーム
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